ほうれい線・マリオネットラインは直接埋めるだけではない?顔全体から考えるたるみ治療|福岡・薬院

Director's Column

ほうれい線・マリオネットラインは
直接埋めるだけではない?
顔全体から考えるたるみ治療|福岡・薬院

たるみ治療の正しい知識を、わかりやすくお届けする「院長コラム」第21回
院
執筆・監修:宮﨑 修平(THE LIFT CLINIC FUKUOKA 院長/医学博士)
福岡・薬院のたるみ治療専門クリニック院長。論理と医学的根拠に基づく診療を大切にしています。

「ほうれい線が気になるから、ほうれい線にヒアルロン酸を入れる」。一見すると、とても分かりやすい治療です。しかし、顔のたるみ治療では、気になる部分だけを治療することが必ずしも最適とは限りません。

今回ご紹介する論文[1]は、インド人の顔貌を対象に、19名の美容医療専門家がヒアルロン酸とボツリヌストキシンによる治療戦略をまとめたコンセンサス論文です。平均15.5年の美容医療経験を持つ専門家が、既存の論文や臨床経験などをもとに治療方針を検討しています。

結論を一言で

この専門家コンセンサスでは、ほうれい線やマリオネットラインに対して、まず外側の頬(lateral cheek)など顔の外側のボリュームや張りを評価・治療し、そのうえで残った線に必要に応じて直接ヒアルロン酸を用いる、という順序が推奨されています。「目立っている場所=原因とは限らない」という考え方は、福岡でたるみ治療・糸リフト・リフトアップをご検討の方にも参考になります。ただし対象はインド人で、注入量などを日本人にそのまま当てはめることはできません。

CONTENTS
  1. ほうれい線の原因は「ほうれい線」だけではない
  2. ほうれい線を直接埋める前に、外側の頬を考える
  3. マリオネットラインやジョールも同じ
  4. たるみ治療は「点」ではなく「顔全体」で考える
  5. 福岡でたるみ治療・リフトアップをご検討の方へ
  6. まとめ
  7. よくある質問
  8. 自由診療に関する重要事項
  9. アクセス(福岡・薬院)
  10. 参考文献

1. ほうれい線の原因は「ほうれい線」だけではない

加齢に伴う顔の変化は、皮膚だけで起こるものではありません。顔の深部では脂肪組織の移動やボリューム減少などが生じ、それらが複合的に「たるみ」として現れます。本論文でも、加齢に伴う深部脂肪の下方・内側への移動やボリューム減少が、顔の下垂に関係すると説明されています[1]。

そのため、目立っている「線」だけを見るのではなく、「なぜ、そこに線ができたのか?」を考えることが重要です。

2. ほうれい線を直接埋める前に、外側の頬を考える

この論文で興味深いのが、ほうれい線に対する治療戦略です。著者らは、ほうれい線を治療する際、まず顔の外側方向のベクトルを評価し、外側の頬(lateral cheek)を治療して頬のリフトを図ることを推奨しています[1]。そのうえで残ったほうれい線に対して、必要に応じて直接ヒアルロン酸を使用する、という考え方です。

つまり、「ほうれい線がある → ほうれい線を埋める」ではなく、「なぜほうれい線が深くなったのか → 顔全体の構造から考える」という治療戦略です。

※ほうれい線そのものの原因や治療法については、「ほうれい線の原因と治療法とは?」もあわせてご覧ください。

3. マリオネットラインやジョールも同じ

この考え方は、口元のたるみにも共通します。論文では、年齢を重ねた患者さんのジョールやマリオネットラインについて、外側の中顔面〜下顔面のボリューム減少が関係しているため、まず外側のボリュームを評価・治療し、その後にプレジョール(あご周りのくぼみ)や残ったマリオネットラインを治療することが提案されています[1]。

また、耳前部への適切なボリューム補充によってジョールやマリオネットラインの見え方が改善し、結果として線そのものに必要なヒアルロン酸量を減らせる可能性についても述べられています。

※マリオネットラインについては「マリオネットラインの原因と治療法とは?」もご覧ください。

4. たるみ治療は「点」ではなく「顔全体」で考える

この論文で繰り返し示されているのが、顔全体を評価することの重要性です。一部分だけを治療すると、顔全体として不自然なバランスになる可能性があるため、個々の顔立ちや加齢変化に合わせた総合的な評価が推奨されています[1]。

もちろん、この論文はインド人を対象とした専門家コンセンサスであり、ここで示された具体的な注入量や治療方法をそのまま日本人に当てはめることはできません。しかし、「目立っている場所=原因とは限らない」という考え方は、顔のたるみを考えるうえで非常に重要です。

気になる部位論文で示された考え方
ほうれい線まず外側の頬(lateral cheek)を治療してリフトを図り、残った線に必要に応じて直接注入
マリオネットライン・ジョール外側の中顔面〜下顔面のボリューム減少を先に評価・治療し、その後にプレジョールや残った線を治療
耳前部適切なボリューム補充でジョール・マリオネットラインの見え方が改善し、線への注入量を減らせる可能性

5. 福岡でたるみ治療・リフトアップをご検討の方へ

THE LIFT CLINIC FUKUOKAは、福岡・薬院のたるみ治療に特化した美容クリニックです。たるみは皮膚だけではなく、脂肪・靱帯・筋肉・骨格など、さまざまな組織の加齢変化によって生じます。

そのため当院では、ヒアルロン酸だけ、糸リフトだけ、と最初から治療方法を決めるのではなく、顔全体の状態を評価したうえで治療方法を検討することを大切にしています。福岡でたるみ治療・糸リフト・リフトアップをご検討の方は、まず「どこが気になるか」だけでなく、「なぜそこが気になるようになったのか」を一緒に考えていきましょう。

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福岡 糸リフト
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薬院 美容クリニック

→ 福岡の糸リフト専門クリニック THE LIFT CLINIC FUKUOKA の施術詳細・料金はこちら / → 福岡のヒアルロン酸注入 THE LIFT CLINIC FUKUOKA の施術詳細・料金はこちら

6. まとめ

  • この論文は、19名の美容医療専門家による、ヒアルロン酸とボツリヌストキシンの治療戦略のコンセンサス(専門家の合意)である
  • ほうれい線は、まず外側の頬を評価・治療してリフトを図り、残った線に必要に応じて直接注入するという順序が推奨されている
  • マリオネットラインやジョールも、外側の中顔面〜下顔面のボリューム、耳前部を先に評価する考え方が示されている
  • インド人を対象とした研究であり、注入量や方法を日本人にそのまま当てはめることはできない

たるみ治療は、気になる「点」ではなく「顔全体」で考えることが大切です。当院では、皮膚・脂肪・靱帯・骨格などを診察したうえで、ヒアルロン酸注入、糸リフト、HIFU、ソフウェーブなどからお一人おひとりに適した治療をご提案しています。

7. よくある質問

Qほうれい線に直接ヒアルロン酸を入れるのはよくないのですか?
A一概によくないわけではありません。今回の論文でも、外側の頬を先に評価・治療したうえで、残ったほうれい線に必要に応じて直接注入するという順序が示されています。原因がどこにあるかを診察で見極めることが大切です。
Q福岡でたるみ治療を受けるとき、何を基準にクリニックを選べばよいですか?
A施術名や機器名だけでなく、たるみの原因をどの層(皮膚・脂肪・靱帯・骨格など)で評価し、顔全体を診たうえで治療を提案してくれるかが大切です。当院(福岡・薬院)では診察を丁寧に行い、必要な治療を組み合わせてご提案しています。
Qこの論文の治療方針は日本人にもそのまま当てはまりますか?
Aこの論文はインド人を対象とした専門家コンセンサスであり、具体的な注入量や方法をそのまま日本人に当てはめることはできません。ただし「目立つ場所だけでなく顔全体から原因を考える」という考え方は参考になります。

8. 自由診療に関する重要事項

当院のヒアルロン酸注入・糸リフトについて

ヒアルロン酸注入・糸リフトはいずれも自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

標準的な費用(税込):ヒアルロン酸注入は1本 ¥88,000、2本 ¥176,000、3本 ¥240,000、4本 ¥320,000、5本以降は1本 ¥75,000。糸リフトは本数に応じた料金設定です(詳細は糸リフトの料金表をご確認ください)。

主なリスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、注入部・挿入部の凹凸、左右差、感染、血管損傷(まれ)などが生じることがあります。多くは数日〜数週間で改善しますが、まれに追加処置が必要になる場合があります。

治療について:効果の持続期間には個人差があり、施術部位・使用する製剤や糸の種類・たるみの程度によっても異なります。診察のうえ、治療内容・回数・費用をご説明します。

9. アクセス(福岡・薬院)

THE LIFT CLINIC FUKUOKAは、福岡市中央区・薬院駅すぐの美容クリニックです。福岡でたるみ治療・糸リフト・リフトアップをお考えの方は、お気軽にご相談ください。

クリニック名
THE LIFT CLINIC FUKUOKA(ザ リフト クリニック フクオカ)
所在地
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目7-12 New-Gen Minami tenjin 2階
最寄り駅
西鉄大牟田線「薬院」駅 徒歩1分/福岡市地下鉄七隈線「薬院」駅 徒歩3分
電話
092-406-6363

10. 参考文献

  1. Kapoor KM, Chatrath V, Anand C, et al. Consensus Recommendations for Treatment Strategies in Indians Using Botulinum Toxin and Hyaluronic Acid Fillers. Plastic and Reconstructive Surgery Global Open. 2017;5(12):e1574. doi.org/10.1097/GOX.0000000000001574
この記事の執筆・監修
宮﨑修平 院長
宮﨑 修平
THE LIFT CLINIC FUKUOKA 院長 / 医学博士

「たるみ治療のかかりつけ医に。」を掲げ、流行や感覚だけに頼らず、論理と医学的根拠に基づく診療を重視しています。診察・アセスメントを丁寧に行い、一人ひとりに適した治療を考えます。

  • 美容外科医 / 糸リフト・たるみ治療に特化
  • 医学博士/循環器内科専門医として慢性炎症・動脈硬化の研究に従事
  • 国内外の医学論文をもとにエビデンスに基づいた美容医療を発信
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