HIFUとRF(高周波)は併用すべき?福岡・薬院のたるみ治療とオリジオキスを医師が解説

Director's Column

HIFUとRF(高周波)は併用すべき?
福岡・薬院のたるみ治療とオリジオキスを医師が解説

たるみ治療の正しい知識を、わかりやすくお届けする「院長コラム」第23回
院
執筆・監修:宮﨑 修平(THE LIFT CLINIC FUKUOKA 院長/医学博士)
福岡・薬院のたるみ治療専門クリニック院長。論理と医学的根拠に基づく診療を大切にしています。

「HIFUとRFは、どちらを受けた方がよいですか?」「RFとHIFUの複合機であるオリジオキスには、どのような特徴がありますか?」福岡・薬院でたるみ治療を検討している方から、このようなご質問をいただくことがあります。

結論からお伝えすると、HIFUとRFはどちらか一方だけを選ぶのではなく、顔の状態や部位に応じて組み合わせることで、より包括的なたるみ治療ができると当院では考えています。今回は、HIFU単独とHIFU+RFを顔の左右で比較した2023年の研究[1]をもとに、併用治療の効果と限界を解説します。

結論を一言で

韓国人21名の左右比較研究では、リフトアップ指標はHIFU単独でも併用でも改善し、両者に有意差はありませんでした。一方、RFを加えた側では肌の弾力・眼周囲の小じわ・水分状態などがより良好でした。つまりRFは「リフト力の上乗せ」というより、HIFUでカバーしにくい皮膚の弾力や質感を補う役割と考えられます。なお、この研究はオリジオキス自体を検証したものではありません。

CONTENTS
  1. HIFUとRF(高周波)の違い
  2. 顔の左右でHIFU単独とHIFU+RFを比較した研究
  3. リフトアップ効果自体に上乗せはあった?
  4. オリジオキスとは?(この研究との違い)
  5. 当院が併用を検討する理由
  6. この研究の限界
  7. まとめ
  8. よくある質問
  9. 自由診療に関する重要事項
  10. アクセス(福岡・薬院)
  11. 参考文献

1. HIFUとRF(高周波)の違い

HIFUとRFは同じ「たるみ治療」でも、熱の入り方が異なります。この違いが、両者を組み合わせる理由になります。

比較項目HIFU(高密度焦点式超音波)RF(高周波)
熱の届け方設定した深さへ、焦点性の高い点状の熱皮膚から皮下組織を、比較的広く立体的に加熱
主な役割フェイスラインや頬など深い層のリフトアップ皮膚の引き締め・弾力の改善

2. 顔の左右でHIFU単独とHIFU+RFを比較した研究

2023年に発表された研究では、顔のしわや加齢変化が気になる韓国人22名(最終解析は21名)を対象に、顔の左右で治療効果を比較しました[1]。

  • 左側:HIFU単独
  • 右側:HIFU+バイポーラRF

治療直後・4週間後・8週間後の変化が評価されました。HIFUは1.5mm・3.0mm・4.5mmの深さを部位に応じて使い分け、RFはHIFUと同じハンドピースから照射できる特殊なバイポーラRFが使用されています。

HIFU単独でも、眼周囲のたるみ・ほうれい線・頬のたるみ・フェイスライン・肌の弾力・肌密度・毛穴などの複数の指標が改善しました。さらにRFを加えた側では、HIFU単独側と比べて次の項目が良好でした。

項目HIFU単独側HIFU+RF側
肌の弾力改善より良好
眼周囲の小じわ改善より良好
肌の水分状態—より良好
毛穴の数改善より良好

著者らは、バイポーラRFがHIFUの標的よりも浅い真皮乳頭層へ熱作用を与えることが、こうした相乗的な改善につながった可能性を述べています。

3. リフトアップ効果自体に上乗せはあった?

ここは正確に理解する必要があります。眼周囲のリフト、ほうれい線、頬のリフト、フェイスラインについては、HIFU単独側とHIFU+RF側の両方で改善しましたが、両者の間に統計学的な有意差はありませんでした[1]。

したがって、この論文から「RFを追加すればHIFUのリフトアップ効果が必ず強くなる」とまでは言えません。「RFがHIFUのリフト力を単純に増幅する」というより、「HIFUだけではカバーしにくい皮膚の弾力や質感をRFで補完する」ことが、併用治療の意義だと考えられます。

4. オリジオキスとは?(この研究との違い)

オリジオキス(Oligio KISS)は、RF(高周波)とHIFU(高密度焦点式超音波)を1台に搭載した複合型のたるみ治療機器です。従来機のオリジオXはモノポーラRF単独機で、オリジオキスはRFに加えてHIFUも搭載しています。

今回の論文はオリジオキスを検証したものではありません。研究で使われたのはHIFUとバイポーラRFを組み合わせた別の複合機で、オリジオキスに搭載されているRFはモノポーラRFです。RFの方式もエネルギーの入り方も同一ではないため、この論文の結果をオリジオキスの治療効果として直接紹介することはできません。

一方で、「異なる深さや範囲へ作用するHIFUとRFを組み合わせ、より包括的に顔のたるみへアプローチする」という治療コンセプトを支持する研究として参考にできます。

→ 当院のオリジオキス(施術詳細・料金)はこちら

5. 当院が併用を検討する理由

顔のたるみは、真皮のコラーゲン減少、脂肪の下垂や萎縮、靱帯のゆるみ、筋膜や表情筋の変化、骨格の変化などが複雑に関係して起こります。そのため、一つの機器で顔全体を同じように治療するよりも、皮膚の厚さ・脂肪量・骨格・たるみの原因を診察し、特性の異なる治療を適切に組み合わせる方が合理的です。

ただし、顔全体に両方を一律に照射するという意味ではありません。深い層へのアプローチが必要なフェイスラインや顎下にはHIFU、皮膚のゆるみや弾力低下が目立つ部位にはRFというように、部位とたるみの原因に応じて使い分けることが重要です。頬の脂肪が少ない方や加齢によるボリューム減少が目立つ方では、深部への治療を慎重に設計します。

また、同日に行うか間隔を空けるかも、機器・出力・照射部位・皮膚や脂肪の状態によって異なります。この研究では同時照射できる特殊機器が使われており、結果だけで「必ず同日に施術すべき」とは言えません。大切なのは、それぞれの目的と照射部位を明確にし、過剰な熱負荷を避けて計画を立てることです。

6. この研究の限界

  • 最終解析が21名と少なく、観察期間も8週間と短い
  • 左右の治療がランダムに割り付けられていない(非ランダム化の左右比較)
  • 特殊なHIFU・バイポーラRF一体型機器を使用しており、オリジオキスやオリジオXなど他の機器で同じ結果になるとは限らない
  • リフトアップ指標では、併用による有意な上乗せ効果はなかった
  • 臨床試験受託機関(the Human Co., Ltd. Skin Clinical Trial Center)の支援を受けて実施されている(著者は利益相反なしと申告)

したがって、すべての患者様にHIFUとRFの併用が必要とは限りません。大切なのは、機器を多く使うことではなく、必要な治療を必要な部位に適切な強さで行うことです。

7. まとめ

  • HIFUは設定した深さへの焦点性の高いアプローチ、RFは比較的広い範囲の立体的な加熱を得意とし、どちらか一方が優れているわけではない
  • 左右比較研究では、リフト指標に併用による有意な上乗せはなく、弾力・眼周囲の小じわ・水分状態などで併用側が良好だった
  • この研究はオリジオキスを検証したものではなく、結果を直接当てはめることはできない
  • 部位・たるみの原因・皮膚の状態に合わせて、単独か併用かを設計することが大切

THE LIFT CLINIC FUKUOKAでは、顔の部位、皮膚の厚さ、脂肪量、骨格、たるみの原因を診察したうえで、適応のある方にはHIFUとRFを組み合わせた治療をご提案します。福岡・薬院でオリジオキスによるたるみ治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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関連記事:HIFUとソフウェーブの違いは? / 糸リフト(施術詳細・料金)

8. よくある質問

Q福岡でオリジオキスによるたるみ治療は受けられますか?
ATHE LIFT CLINIC FUKUOKA(福岡市中央区・薬院駅徒歩1分)では、RF(高周波)とHIFUを1台に搭載したオリジオキスによるたるみ治療を行っています。顔の状態を診察したうえで、RFのみ・HIFUのみ・併用のどれが適しているかをご提案します。
QHIFUとRFは、どちらか一方を選べばよいですか?
Aどちらが優れているという関係ではありません。HIFUは設定した深さへ焦点性の高い熱を、RFは皮膚から皮下組織を比較的広く加熱します。皮膚の厚さ・脂肪量・たるみの原因に応じて、単独または併用を検討します。
QHIFUとRFを併用すると、リフトアップ効果は強くなりますか?
A今回ご紹介した研究では、リフトアップ指標はHIFU単独側でも併用側でも改善し、両者の間に統計学的な有意差はありませんでした。一方、併用側では肌の弾力・眼周囲の小じわ・水分状態などがより良好でした。
QHIFUとRFは同じ日に受けるべきですか?
A機器の種類・出力・照射部位・皮膚や脂肪の状態によって、同日に行う場合と間隔を空ける場合があります。今回の研究の結果だけで、同日施術が必須とは言えません。
Qオリジオキスの痛みやダウンタイムはどの程度ですか?
A冷却機能を用いながら照射し、痛みの感じ方には個人差があります。当院では、ダウンタイムはほとんどなく、まれに浮腫み・内出血・筋肉痛が生じることがあります。施術当日から洗顔・入浴・メイクが可能です。

9. 自由診療に関する重要事項

当院のオリジオキスについて

オリジオキス(RF・HIFU)は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

標準的な費用(税込):RF+HIFU スタンダード(500ショット)¥120,000/ライト(350ショット)¥74,000。HIFUのみ スタンダード(ほほ・あご下・額・目周り/450ショット)¥49,800/ライト(ほほ・あご下/300ショット)¥29,800。初診時は肌診断機での客観的評価を推奨しています。

治療期間・回数:施術時間は約30分(カウンセリング時間を除く)。3〜6か月に1回程度の施術をおすすめしています。効果の持続には個人差があります。

主なリスク・副作用:ダウンタイムはほとんどありませんが、まれに浮腫み・内出血・筋肉痛が生じることがあります。施術中の熱感や痛みの感じ方には個人差があります。

10. アクセス(福岡・薬院)

THE LIFT CLINIC FUKUOKAは、福岡市中央区・薬院駅すぐの、たるみ治療に特化した美容クリニックです。福岡・薬院で美容クリニックをお探しの方、たるみ治療・オリジオキスをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

クリニック名
THE LIFT CLINIC FUKUOKA(ザ リフト クリニック フクオカ)
所在地
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目7-12 New-Gen Minami tenjin 2階
最寄り駅
西鉄大牟田線「薬院」駅 徒歩1分/福岡市地下鉄七隈線「薬院」駅 徒歩3分
電話
092-406-6363
診療時間
10:00〜19:00(不定休。最新の休診日はトップページの診療カレンダーをご確認ください)
地図
Googleマップで場所を見る →

11. 参考文献

  1. Byun JW, Kang YR, Park S, Hong W. Efficacy of radiofrequency combined with single-dot ultrasound efficacy for skin rejuvenation: a non-randomized split-face trial with blinded response evaluation. Skin Research and Technology. 2023;29(9):e13452. doi.org/10.1111/srt.13452
この記事の執筆・監修
宮﨑修平 院長
宮﨑 修平
THE LIFT CLINIC FUKUOKA 院長 / 医学博士

「たるみ治療のかかりつけ医に。」を掲げ、流行や感覚だけに頼らず、論理と医学的根拠に基づく診療を重視しています。診察・アセスメントを丁寧に行い、一人ひとりに適した治療を考えます。

  • 美容外科医 / 糸リフト・たるみ治療に特化
  • 医学博士/循環器内科専門医として慢性炎症・動脈硬化の研究に従事
  • 国内外の医学論文をもとにエビデンスに基づいた美容医療を発信
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