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二重あごが気になる

二重あごは、30代以降の方に多いお悩みのひとつです。脂肪の蓄積や皮膚のたるみだけでなく、下顎骨の形態変化や生活習慣も要因のひとつになります。それぞれの要因に合わせて治療戦略を立てていくことが重要です。

あご下に脂肪が多いタイプ

脂肪の蓄積によりあご下のボリュームが目立つ方には、HIFU(高密度焦点式超音波)や高周波治療(RF)がおすすめです。HIFUは超音波エネルギーを目的の深さに集中させ、顎下やフェイスラインの組織を引き締める治療です。使用するカートリッジや照射条件によって、皮膚・支持組織の引き締めを主目的とする場合と、顎下脂肪への作用を期待する場合があります。高周波治療は皮膚や皮下組織を立体的に加熱し、コラーゲンの再構築を促す治療で、顎下脂肪が多すぎず、皮膚の緩みやフェイスラインのぼやけも目立つ方に適しています。

あご下の脂肪が少なく、皮がたるんでいるタイプ

老化によって真皮のコラーゲンが減少し、皮膚のハリや弾力が失われると、あご下にたるみが目立ちやすくなります。このタイプにはソフウェーブがおすすめです。ソフウェーブは脂肪を直接減らす治療ではなく、真皮への加熱に特化したデバイスで、真皮全体に均一に熱エネルギーを加え、1〜3ヶ月かけてコラーゲン生成を促し、真皮の引き締め効果が期待できます。厚生労働省・FDAの承認を取得しているエビデンスレベルの高い治療で、特にフェイスライン〜あご下エリアは満足度の高い部位です。

糸リフトの併用もおすすめ

HIFU/RFやソフウェーブと併せておすすめなのが糸リフトです。糸リフトはフェイスラインやチークのたるみに対して行われることが多いですが、あご下エリアの糸リフトも非常に人気の高い施術のひとつです。当院では、二重あごの治療は「デバイス治療+糸リフト」のコンビネーション治療を推奨しています。糸リフトは組織を引き上げるだけでなく、吸収される過程でコラーゲン・エラスチンの生成促進、脂肪分解促進によるボリューム減少効果、線維芽細胞増生によるタイトニング効果など、さまざまな効果が期待できる治療です。

ヒアルロン酸で形を整える

老化によって下顎骨は後退していきますが、骨が萎縮すると組織を支える力が弱まり、二重あごを強調してしまいます。また骨の萎縮により下顎のボリュームが減少するため、Eラインやフェイスラインのバランスも崩れてしまいます。そこで有効なのがヒアルロン酸注入です。フェイスライン〜あごの下顔面の輪郭を形成することで、フェイスラインのバランスが整い、二重あごの改善効果も得られます。下顔面へのヒアルロン酸注入には適切なアセスメントと注入方法が必要なため、診察で十分に評価させていただきます。

生活習慣

生活習慣を見直す ― ミューイングとは

二重あごの治療として、生活習慣を見直すことは見落とされがちですが、意外と重要です。

姿勢の影響

首が前に突き出るような猫背の姿勢や、長時間スマートフォンを見続けることによる"スマホ首"は、顎下の皮膚や筋肉を常にたるませた状態にしてしまいます。首が前に傾くことで、顎のラインが埋もれて見えやすくなります。

咀嚼回数の減少

食事中の咀嚼回数が少ないと、あごの筋肉が衰えて二重あごになりやすくなります。意識的に噛む回数を増やすことも、二重あごの改善につながります。

舌の正しい位置の意識不足 ― ミューイング

舌は本来、上あごにぴったりとついているのが"定位置"です。しかし舌が下あごに落ちていたり、口呼吸が癖になっていたりすると、顎下の筋肉が十分に活動せず、たるみにつながることがあります。当院で重要視している習慣のひとつが「ミューイング」で、舌の先だけでなく後方を含む全体を上あご(口蓋)に軽く密着させ、口を閉じて鼻呼吸を維持する習慣のことです。ミューイングは二重あごの改善のほか、フェイスラインのたるみ、マリオネットラインの改善にも効果があるとされる、非常に重要な習慣のひとつです。

医学的根拠にもとづく、より詳しい解説は院長コラムでもご覧いただけます。
「二重あごは脂肪だけが原因ではない」を読む →